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英国に関して、やっぱり経済

May 29, 2019 1:47 pm Published by

2019年5月20日 | ERIC FALCON 新聞の一面を欧州議会選とブレグジットが賑わすなか、 英国経済に対する懸念が高まっている 今週の木曜、英国では欧州議会選の投票が行われる。EU離脱が10月末まで延期されなければ、行われるはずのなかった投票である。メディアは、選挙を取り巻く様々な状況に加え、保守党の終わらない苦境について日々報じている。保守党の予想順位は、ナイジェル・ファラージ率いるブレグジット党を大幅に下回る4位である。そんな中、水面下でさらに深刻な状況が起こっていることをPredataのシグナルが示している。それは英国経済である。 下のシグナルが示すように、英国のマクロ経済にまつわる問題への関心が、ここ5ヶ月において最高レベルに達している。関連トピックは、国債からエネルギーや水産業まで多岐に渡っている。 その一方で、政界や市場においてブレグジットの動向を注視している人々のアクティビティは比較的静かで、主な重要課題に対する関心は、離脱合意案に関する議会での討論がもっとも活発だった2月と3月のピーク時を下回っている。 実際のところ、市場が不安を抱いているのは英国の経済であり、ブレグジットのことなどまったく眼中にないようだ。英国ポンドはすでに2019年の最安値を記録しており、ブレグジットのこう着状態、さらには「合意なき離脱」が現実のものとなるリスクが再浮上した場合には、さらに低くなることが予想される。

イラン政府の代理組織は動き出すのか?

May 29, 2019 1:43 pm Published by

2019年5月13日 | GORDON LAFORGE 中東における対立の可能性に沸き立つデジタル領域 米国がここ1ヶ月、イランに対する圧力を強めている。4月の終わりには、イランから石油を輸入している国に対する制裁の適応除外が打ち切られた。トランプ政権が去年離脱した核合意に対し、イラン政府がその一部の順守をやめると発表すると、米国はペルシャ湾に空母打撃軍とその他の軍用機器を送り込んだ。 緊張が高まる中、デジタル領域におけるアクティビティも活発になってきている。シグナルを見てみると、米国政府とイラン政府の直接的な対決ではなく、どちらかというと代理組織を通した間接的な紛争の可能性に対する関心が上昇しているのが分かる。アラブ首長国連邦のフジャイラ沖でサウジアラビアのタンカー2隻を含む計4隻の石油タンカーが未確認の攻撃を受けた件に関し、サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦は攻撃元を特定していないが、米国の関係者たちはイラン政府の関与を疑っている。 中東におけるイランとサウジアラビアの勢力争いに関連したオンラインアクティビティを捕らえるPredataのシグナルは、ここ1年で最高のレベルにまで上昇した。このシグナルは、シリアやイエメンといった周辺国を巡る対立などによりサウジアラビアとイラン間の緊張が高まり、オンラインオブザーバーが懸念を見せた際に上昇する傾向にある。 それに加え、レバノンに拠点を置くイラン政府の代理武装組織ヒズボラに対するデジタル領域における興味も、異例の上昇ぶりを示している。シグナルは米国がイランに圧力をかけ始めてから徐々に上昇し、過去8年で最高のレベルにまで達した。 特に、ヒズボラの戦闘能力の様々な局面に関連したアラビア語のウェブページにおけるアクティビティは、5月に劇的な上昇を見せている。中東のオブザーバー、その中でもアラビア語を話すオブザーバーたちは、ヒズボラのアクティビティが活発化することを予想しているようだ。米国との対立においてイランが攻撃に出る場合、ヒズボラが政府の代理として駆り出される可能性は大いにある。

困った時に現れるISISのリーダー

May 29, 2019 1:41 pm Published by

2019年5月6日 | GORDON LAFORGE & ERIC FALCON ISISのピンチ時に公表された、珍しいバグダーディーの映像。ところがオンラインでは、このテロリスト集団ご用達の爆薬への関心が高まっている 4月29日、ISISは指導者のアブー・バクル・アル=バグダーディーが映ったビデオを公表した。自らをイスラム国の「カリフ」と呼ぶこの人物の映像が公表されたのは、2014年6月以来初めてである。そしてそれは、このテロリスト集団の転換ポイントにおいて公表された。ISISはつい先日、この自称カリフの最後の砦だったバグズで戦いに敗れたばかりだ。それにも関わらず、250人以上の死者を出したスリランカの爆撃が自分たちの犯行であることを認めている。 Predataのシグナルによれば、ビデオの公表タイミングはこれまでと似たパターンを辿っている。バグダーディーが映った映像は、故意かどうかは別として、グループへの注目がデジタル領域で低下傾向にあるポイントで公表されている。リーダーはISISがどん底の状況にあるときに登場し、グループがまだ活動を続けているということを支持者たちに保証するのだ。(この傾向に関する完全分析をご覧になりたい場合は、弊社までお問い合わせください)。 このビデオによってオンラインでISISへの注目が高まることはなかったが、遠方に住むグループの支持者たちに刺激を与えることはできたかもしれない。Predataのシグナルは、トリアセトントリペルオキシド(略称「TATP」)に対する関心がオンラインで高まっているという事実を捉えている。これは、ISISがよく使うシンプルながら非常にパワフルな爆薬であり、スリランカの爆撃においても使用されたものだ。下のグラフが示す通り、TATPの成分に関する東南アジアおよびヨーロッパ言語でのオンライン検索に上昇が見られている。 このようなオンラインアクティビティは、テロ行為が近い将来起こることを必ずしも示唆しているわけではないが、ISISが好んで使う爆薬への関心が異常に高くなっているのは事実である。こういった傾向がアル=バグダーディーの映像公表の直後に見られたことは、ただの偶然の一致ではないのかもしれない。

不確実な時代

May 5, 2019 9:08 pm Published by

2019年4月29日 | GORDON LAFORGE 新天皇の即位と同時に日本経済の将来への不安が浮き彫りに 菅義偉官房長官が新元号を記者団に発表。 本日は85歳となる今上天皇が過去2世紀以来初めて自ら退位する日となる。そして現皇太子の天皇即位を祝し、日本ではGWと重なる10日間の祝日が国民に与えられる。しかしデジタル界での日本国民はこの新しい「令和」時代の経済状況を手放しで喜んではいないようだ。 先週日本銀行は少なくとも2020年春まで現在の超低金利政策を維持することを発表。さらにまたもや経済成長予測を修正し、公式のインフレ目標を下回っていたことを認める声明を出している。 Predataのシグナルによると、日本経済の健全性に関する不安は日本のインターネットユーザーの間でより顕著となっている。例えば日銀の超緩和金融政策の中心となっている国債購入に関するオンラインでの懸念は2017年以来最大を記録した。 日本語ウェブページにおけるアクティビティの動機づけとなっているのは、いわゆる「失われた20年」に関するものである。これは日銀が急激に金利を引き上げ、資産バブルを破裂させた際に引き起こされた20年間のマクロ停滞を指す言葉である。 失われた20年に関する新たなデジタル関心は、投資家の不安、もしくは令和時代の経済でまた同じことが起きるのではないかという予測を示唆しているのかもしれない。 いずれにせよ、すでに低迷しているアジア経済において中国需要の低下と貿易の不確実性、そして日銀の発表といった状況の中で、日本人の経済への展望はより悲観的なものになっているようだ。 

袋小路を乗り越える

May 5, 2019 9:06 pm Published by

2019年4月22日 | GORDON LAFORGE シグナルが朝鮮半島で外交上の進歩が起きていることを示唆 2月に行われたトランプ大統領と金朝鮮労働党委員長のハノイでの会談が行き詰まって以来、朝鮮半島における交渉は前進を見せていない。しかし2つのPredataシグナルによると、 新しい外交的進歩が構築されている可能性が示唆されている。 まず、ハングル圏での北朝鮮経済に関するオンラインでの関心は急上昇している。北朝鮮経済の経済特区、インフラ、その他の要素に関連するハングルのウェブページでのアクティビティは2018年の北朝鮮首脳会談以来、最高水準となっている。以下のグラフが示すとおりシグナルは会談の前から上昇し、これは朝鮮半島への注目がより大きな経済協力と機会の可能性に向けられていることを示している。 さらに朝鮮半島で現状の打開が求められている兆候として、2018年4月に開かれた金朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領との最初のサミット以来、過去の世界での政権交代に関するトピックに対するハングルでのオンラインの関心が最高水準となっていることが挙げられる。 サダム・フセインの失脚やソ連崩壊などの過去の政権交代への関心は、朝鮮の人々が北朝鮮の将来の状況に注目を向けていることを裏付けるものである。 これらのシグナルは朝鮮半島への興味の上昇と、現状の変化の可能性を示唆するものである。このような事実から外交における突破口が期待されるが、もちろん将来の運命は指導者たちにかかっている。

アラブの春2.0?

May 5, 2019 9:02 pm Published by

2019年4月15日 |  GORDON LAFORGE アルジェリアとスーダンでの歴史的な変革も、大きなムーブメントの原動力とはならない 先週スーダンでは大規模な抗議活動を受け、世界でも有数の在任期間を誇っていた独裁者オマル・アル=バシールが失脚した。その数週間前、アルジェリアでは社会不安を原動として82歳の大統領アブデルアジズ・ブーテフリカが自身の5選目を争う大統領選挙を辞退している。2人の強権的な独裁者が去ったことで複数の国際的な報道機関はこれをアラブの春と比較していたが、特定の国のオンラインアクティビティを計測するPredataの国別シグナルは 別の結果を示している。データによれば上記の出来事はスーダンとアルジェリアにとって大きな変化をもたらすものであることは確かであるが、アラブの春のような大規模な市民行動を引き起こすものではないことを示唆している。 スーダンのバシール失脚のニュースにより、スーダンに関連するオンラインアクティビティは急上昇を見せた。デジタル界でこのようにスーダンに関心が寄せられたのは、南スーダンが独立国となった2011年以来である。現在シグナルは下降を辿っており、インターネットの関心が移行していることを示している。 同様にアルジェリア関連のオンラインアクティビティも先月の路上での抗議活動以来急上昇し、これは2013年のアルカイダと関係を持つ過激派がガス施設を押収し、数十名の外国人およびアルジェリア人の人質を殺害した事件以来の高水準であった。シグナルが示すとおり、アルジェリア関連のオンラインアクティビティはベースラインの水準に戻っている。 スーダンとアルジェリアに関するデジタルの反応はどちらも高水準であったが、同様にどちらも過去の事件と比較できる水準であった。しかし2010年後半~2011年前半のアラブの春の場合、Predataのチュニジア、エジプト、シリア関連のシグナルはかつてない水準で高いものとなっていた。 さらにデジタル指標によれば、スーダンとアルジェリアにおける情勢が地域運動に繋がる可能性は低いと考えられる。その他の北アフリカ・アラブ国家のシグナルは反応を示していない。エジプトではアクティビティの兆候はなく、モロッコのリフ地域での社会運動も地域的なものに留まっている。チュニジアでは経済的困難を理由としたオンラインアクティビティが高まっているものの、国全体での抗議活動に波及するとは考えにくい。 オンラインアクティビティは確かに増加しているが、スーダンとアルジェリアの状況は地域的なものに留まり、アラブの春のような運動を引き起こす可能性は低いと考えられる。

イスラエルで投票開始

May 5, 2019 8:59 pm Published by

2019年4月9日 |  GORDON LAFORGE デジタル界での傾向はネタニヤフの抵抗勢力への吉兆か 火曜、イスラエル国民は驚くべき接戦となっている総選挙での投票を開始する。現職の総理大臣であるベンジャミン・ネタニヤフ首相はその政治生命をかけ、汚職に対する告発の可能性や、元軍参謀総長ベニー・ガンツ率いる中道政党連合との対決を迫られている。世論調査ではネタニヤフ首相がリードしているが、その右翼的傾向はさらに高まりを見せ、国内安全保障の面ではさらに強硬路線へと向かっている。これは味方につけたい保守派のイスラエル政党へのアピールと言えるだろう。 Predataのシグナルは、イスラエルの有権者にとって最も切実な問題を捉えている。シグナルは世論調査を反映するものではなく、オンラインで最も関心を集めたトピックを示すものである。シグナルの複数の傾向はガンツ氏および国内の抵抗勢力にとって望ましい状況を示唆している。 以下のグラフが示すとおり、ヘブライ語と英語での国内テロリズムに関するウェブページでのアクティビティは低下しており、同時にイスラエルの金融機関に関連するアクティビティは増加している。テロリズムのシグナルはパレスチナ武装派およびイスラエル治安部隊との間の緊張状態が高まった2週間前に大きく増加したものの、それ以降は低下している。 イスラエルの有権者がテロリズムや安全保障関連の問題に関心を寄せている場合、強硬な国内安全保障を推し進めるネタニヤフ首相には有利となると考えられるが、経済的政策への関心は汚職スキャンダルに直面しているネタニヤフ首相には不利となる可能性がある。 そして土曜、ネタニヤフ首相は明らかな右派の人気獲得を目的に自身が当選した場合のヨルダン川西岸のイスラエルによる併合の意向を口にした。この併合は右派連合の多くに支持され、またパレスチナや外国政府からは反対されている政策である。この意向はデジタル界では共鳴を得られず、ヘブライ語ウェブページでのヨルダン川西岸に関するアクティビティの増加は同地での緊張が高まった数週間前と比較してもわずかなものであった。イスラエル国民はネタニヤフ首相の瀬戸際政策にはうんざりしているのかもしれない。ネタニヤフ首相が窮地に陥った際に、このような大規模な安全保障に関するカードを切ったのはこれが決して初めてではないのだ。

中国で企業債務が緊張状態を生み出す

May 5, 2019 8:57 pm Published by

2019年4月1日 | GORDON LAFORGE、JIM SHINN 海航集団を取り巻くデジタルの関心は懸念の高まりを反映? 中国の製造業の予想外の成長がデータとして発表され世界経済の低迷の懸念が和らいだことを受け、昨日の国際株式市場は飛躍を見せている。しかし同時にデジタル世界では世界経済の潜在的なリスクとなる、中国の企業債務に関連する不安の傾向が現れている。 先週、Predataのシグナルは中国の四大コングロマリットの一つである 海航集団へのデジタル関心を捉えている。これは発生する確率が低く予想外である「黒い白鳥」とは異なる、潜在的な「灰色のサイ」であると考えられているようだ。「灰色のサイ」は大きく簡単に目で確認でき、高速度で動いた場合経済に大打撃を与えることとなる。 海外買収の重荷に苦しんでいた海航集団は北京からの命令により持ち株を売却しており、海航集団最大の債権者である国家開発銀行はその資産を中核資産にまで削減することを計画。ロイター通信の報道によると、今年中に海航集団の清算に移行する可能性が示唆されている。 デジタル関心の急上昇は海航集団の香港エクスプレス航空のキャセイ航空への売却、そしてスイスのケータリング会社 Gate GroupのRRJ Capitalへの売却が引き金となっている。シグナルがこの水準まで高まったのは去年では2回のみであり、その1回目は海航集団委員会共同議長のフランスでの悲劇的な事故時、そして2回目は海航集団がマンハッタンの著名な高層ビルの売却を交渉していた時であった。航空会社の持ち株の売却はオンラインの多大な関心を引き寄せており、これは海航集団の売却のスピードとそれがもたらすリスクに関する周囲の不安な気持ちを反映しているのかもしれない。 さらに、同じく「灰色のサイ」である四大コングロマリットの残り三つである復星国際、安邦保険集団、万達グループへのデジタル関心はすべて低下している。全体的な傾向に反して海航集団が注目を集めているということは、状況が深刻化していることを示唆するものである。 

イールドカーブの逆転

May 5, 2019 8:54 pm Published by

2019年3月25日 | GORDON LAFORGE、ERIC FALCON しかしパニックになる必要はない 現在市場経済を悲観的な見方が支配しているのには理由がある。先週米国政府は意外なことに今年金利の引き上げは行わないというハト派的な声明を出し、ヨーロッパ経済および製造業の弱体化のデータはユーロ圏の健全性について懸念を引き起こしている。そして今週金曜、2007年以来初めてイールドカーブが逆転した。これは米国の10年債の利回りが3年債の利回りを下回ったということである。これは投資家が短期的結果に懸念を抱いているということであり、過去にはカーブの逆転は不況の信頼できる予測因子として使用されている。 アナリストたちは、これが米国の不況を恐れる投資家の世界的な株式市場での反応を示しているものだと考えている。しかしPredataのシグナルによれば、これがイールドカーブ逆転に対する過剰反応であることを示唆している。 まず1つには米国の株式市場バブルに対するオンラインの懸念はほとんど変動しておらず、2019年も通常の範囲内に留まっていることが挙げられる。過去の株式市場下落に関連するページのトラフィックはS&Pが6週間で10%近く減少した2018年9月~10月の2分の1以下となっている。 その代り市場の懸念は住宅などの2020年までにFRB金利が引き下げられるリスクの高い分野に特に焦点が当てられている。これは米国政府のハト派の姿勢を考えると自然な反応だと言えよう。 米国経済の当面の健全性に対する懸念の範囲が狭まっているという事実は、中国の成長の停滞やユーロ圏の弱体化など、市場がヨーロッパやアジアでのリスクを懸念していることを意味している。このような状況は世界的な経済停滞を引き起こす恐れがある。例えば Predataのシグナルは、中国の金融リスクの特定の側面に対する懸念が2019年に特に活発になったことを示している。 しかし、このようなリスクが顕在化しない限り国際的な株式は最近の損失を十分に取り戻すことができると考えられる。

ブレグジットへの興味は失われた?

March 18, 2019 7:28 pm Published by

2019年3月11日 |  ERIC FALCON 重要な週が始まるのに対し、英国の一般大衆の関心は低下。 テレサ・メイ首相の改定離脱協定案に対する議会投票という現在の政府の存続がかかったブレグジットでも正念場となる週が始まるのに対し、なぜか一般の反応は冷ややかだ。ブレグジットに関する一般的なトピックと、その詳細についてのオンラインでの関心はクリスマスから新年にかけてのホリデーシーズンと同様低い水準であった。実際にオンラインで関心を寄せていたのは、ハードブレグジットによって最も影響を受けると思われる層のみであった。これは英国が現実を見ないままにブレグジットの崖を飛び降りようとしていることなのだろうか?次の3つのグラフでより詳しく説明しよう。 1. 一般大衆はブレグジットへの関心を失う 一般的なオンラインのブレグジットへの関心は、通常ウェブ検索が低下する新年にかけてのホリデーシーズンと同様の水準であった。国民投票、プロセス、主要人物、その他ブレグジットに関する初歩的情報は、1月15日の採決以来着実に低下している。 2. 政治通すらも興味を失う  北アイルランド国境、航空問題、漁業問題などの様々な方針こそがロンドンとブリュッセル間の交渉の肝となっているにも関わらず、それらの問題への関心すらホリデーシーズンの水準となっている。1月から2月にかけてこれらの問題がデジタルの関心を集めていたにも関わらず、3月初旬にはアクティビティは低下している。 3. ハードブレグジットへの恐怖は依然として残る 今夜の議会採決に向けて現れた唯一のブレグジットのシグナルは、英仏海峡における経済方針の懸念であった。英仏海峡間の商品の流通や人々の行き来に関する情報を載せたページでのアクティビティは、英語と欧州言語の両方で上昇している。主にフランス北西部の港への関心によって動機づけられているヨーロッパのシグナルは、最も顕著な上昇を見せた。